私は麻里か、28歳のOLです。ある日、ライブチケットを幸子からもらいましたが、母親になる幸子は一緒に行けません。「一人でも大丈夫」と強がっていましたが、友人たちが結婚し新しい家族と過ごす中で、自分の立場が寂しく感じました。そんな時、私は転勤となり、新たな職場で社長の息子、明(アキラ)さんと出会います。彼の告白に「結婚=社長夫人」の甘い未来を予感し、彼の鈍感さを利用し、猫を被ることに決めました。結婚生活は明さんが鈍感で助かりました。私の怠けた生活も許されています。しかし、彼の事故入院で一人になると、自由を満喫し過ぎたことに少しの罪悪感が募ります。彼とその家族の優しさに触れ、自分も変わらなければと思うようになりました。義母の理解と励ましに涙し、明さんのため、少しずつ本当の自分を出す決意をします。人生の意外な展開を受け入れる大切さを学び、私は心から明さんと共にいる幸せを感じ始めました。これからも彼の信頼に応え、良きパートナーであろうと、新たな一歩を踏み出します。