私の名前は静香。高校2年生のある日、下校中にたまたま見かけたのは、怖いと評判のヤンキー、武くん。しかし、その威圧感満載の彼が優しい顔で捨て猫を抱いて、目やにを気にし動物病院に連れて行こうとしているではないか。そのギャップに驚いた私は、彼に声をかけることにした。「やっぱり見間違いじゃなかったんだ…」彼は一瞬驚いた様子だったが、「猫が気になるなら一緒に行くか?」と穏やかに誘ってくれた。その瞬間、私は彼の優しさに心を打たれ、どんどん彼に惹かれていく自分を感じた。後日、武くんは猫を正式に引き取ることになり、私はその世話を手伝うようになった。彼の真の姿に触れることで、周囲の誤解も徐々に解け、彼の人気は急上昇。今では私たち、その変わらぬ優しさに繋がりたいと、毎日を笑顔で過ごしている。猫も私たちの幸せを静かに見守っている。