娘ちゃんに見えていた猫は、飼い主さんには見えていなかった
2025/02/05

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数日前、友人が娘ちゃんを連れて銀座のショッピングモールへ出かけた際の出来事だ。駐車場を出て歩いていると、娘ちゃんが突然「あ!猫さん!」と指差した。その声に驚く友人。こんな場所に猫なんて危ないと思った矢先、娘ちゃんがいきなり猫を追いかけるように走り出した。慌てて友人が追いかけると、娘ちゃんは前を歩いていた女性の目の前で立ち止まり、地面をじっと見つめていた。よく見ると、娘ちゃんは何もない足元に向かって話しかけているようだった。友人がその場で「すみません!」と謝ると、女性は少し戸惑った表情で「もしかして……猫が見えていたんですか?」と尋ねたのだ。その言葉に娘ちゃんがニコッと笑いながら「そうだよ、猫さんがここにいたよ」と答える。直後、女性は突然泣き始めた。話を聞くと、その女性は数か月前に長年飼っていた愛猫を亡くしており、その日もちょうどその猫のお墓参りに向かっている途中だったという。「あなたの娘さんのおかげで、久しぶりに猫に会えた気がします。本当にありがとう」と涙ながらに感謝を述べたという。その後、友人は娘ちゃんに「あの猫さん、ママにも見えてたの?」と聞いたが、娘ちゃんはきっぱりと「見えてないよ。猫さん、あのお姉さんとお話ししたくて来ただけだもん」と答えた。その言葉に友人は不思議な気持ちとともに、胸が温かくなるのを感じたそうだ。

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