妹の花火が修学旅行から帰宅して5分も経たないうちに、彼女は泣きながらスーツケースを引きずっていた。どうしたのかと思って見てみると、キャリーケースには「親無し貧乏人は帰れ」と落書きがされていた。胸が痛んだ。「何があったんだ?」と兄の朝日は静かに尋ねたが、花火は泣きながら説明することしかできなかった。修学旅行のバスに乗った瞬間、クラスメートたちに冷たくされ、罵倒されていたのだ。その時、朝日の電話が鳴り、「ガキども、始末しろ」と一言、バスの運転手に指示を出した。実は、その運転手は朝日が率いるヤクザ組の部下だった。