自宅の庭で始めたコンポスト作りは、当初はただの生ゴミ処理の一環でした。野菜の切れ端や米ぬかを混ぜ込んで堆肥を作り、栄養豊富な土を得るというシンプルな計画です。初めの一カ月、生ゴミはほぼ完全に分解され、手触りの良いふかふかの土が出来上がりました。だが、物語はここで終わりません。
ある日、久しぶりにプランターを確認すると、驚くべき光景が目の前に広がっていました。謎の大きな植物がすくすくと成長していたのです。急いで調べてみると、それはなんとジャガイモでした。過去の映像を振り返ると、ジャガイモの皮をコンポストに入れていた記録がありました。その皮が芽吹き、成長を遂げたのでしょう。
こうして生ゴミがジャガイモとなり、庭で育った自然の恵みを堪能することができました。さらに、食べ終わった後の皮や葉っぱもまた堆肥となり、新たな循環が始まるのです。