「教育費4000万円を貯める!」――そんな大きな目標を掲げ、3男1女を育てる6人家族の母に密着した。朝、子どもたちを送り出す時間はまさに戦場。手際よく作業しながら、節約のコツがさりげなく光る。例えば、麦茶は市販のペットボトルを買わずにまとめて作る。「毎日続ければ数百円も節約できるんです」と笑う。さらに、6人分の洋服事情もシンプルだ。「お下がり文化」を徹底し、必要最低限だけを購入。「物を大切に使うことが節約の第一歩」と母親の言葉には重みがある。週1回の買い物はリストを作成し、無駄を徹底的に排除する。その結果、6日分の夕食が手際よく作られ、家族に笑顔が広がる。7日目は外食でラーメン店へ。「時には息抜きも必要です」と柔軟な姿勢も見せる。「節約は未来への投資」と語るお母さんの目には、子どもたちへの愛情と強い決意が宿っていた。4000万円の目標は遠くても、その一歩一歩が家族の笑顔を支えている。