「今日から母さんと同居するから、お前の部屋を片付けろ。」突然の一言に驚いた。しかも相談もなく、義母との同居を勝手に決めたって…。彼の話では、老人ホームを退去したばかりで行くところがないからと、既にすべて決まっているとのこと。「文句があるなら離婚だ。」この言葉に呆れた。自分の母親の介護を押し付ける気満々で、それに反対するなら離婚だなんて。私はすぐに引っ越し業者を呼んで荷物を運び出し、彼に告げた。「引っ越すのは私の方よ。」彼は慌てていたが、もう遅い。自分が言い出したことだもの。結果、彼と義母は大変な生活を送ることに。介護の辛さを知った彼が泣きついてきたけど、もちろん無視。私は新しい生活を楽しむことにした。もう彼に振り回されることはない。