先日、愛悼もしいクレットが預かっていた車が、車検後にリフトアップした途端、驚くべき量のオイルが漏れていることに気づきました。原因を探ろうと、漏れの場所を確認してみると、どうやら怪しいドレーンボルトが問題のようです。見ると純正ではないボルトが使われており、緩みがあるのかガスケットが劣化しているのかと疑いましたが、全く締まらない状態でした。工具を使って締め直そうと試みるものの、全然締めつけられません。このタイプのアルミオイルパンでは、締めすぎてネジ山がなくなる問題が多いようです。オイルゲージを見てみると、オイルはほぼゼロ。1リットル以上が漏れていると考え、オイルを抜いて確認を開始しました。ボルトを外すも、ネジが噛みこんで苦労することに。ボルト自体もネジ山が薄くなっている様子。エンジンオイルは意外と減っていなかったのが救いですが、肝心のオイルパンはネジ山が完全に消失。リコイルで修正するか、新しいネジ山を切るため、まずはオイルパンを外すしかないと判断しました。DIYでの安易な修理が大きな問題を引き起こすこともあるので、事前の確認は欠かせません。