バカなカバ【ぴえん過ぎる生き物紹介】

カバという動物をご存じですか？体長5メートル、体重約4.5トン。陸上ではゾウに次いで大きい動物であり、年間約3000人もの命を奪うほど恐れられる「最強」の存在です。しかし、そんなカバにも驚くほど意外な弱点があります。それは皮膚。人間の赤ちゃんのように敏感で、日光を浴びるだけでひどく荒れてしまうのです。このため、カバは常に川の中で生活し、体を水で守っています。

ところが、この習性が大問題を引き起こしました。カバたちは皮膚を守るため川から出て排泄することを嫌がり、すべてを水中で済ませてしまいます。その結果、川はカバの排泄物で汚染され、自分たちがその汚染された水を飲むことで体調を崩す事態に陥りました。「最近調子悪い」と言わんばかりのカバたち。その原因が自分たちの排泄物だなんて、なんとも滑稽で哀れな話です。

最強でありながらどこか憎めないカバたち。今後は川の外で排泄する新しい習慣を身につけてもらいたいものです。