夫は幼馴染の頼みごとに応じ、頻繁に出かけるようになった。しまいには「泊まるかもしれない」と言い出し、さすがに私は怒りが爆発。「じゃあ、その人と結婚すれば?」と返すと、夫は本気で「譲ってくれ」と言い出した。私は即座に離婚を決意。彼に譲ることにした。すると、夫は喜んで幼馴染と結婚したが、そこからが修羅場だった。彼女は他人の夫と不倫し、トラブルになって顔に一生消えない傷を負う。そして夫は、その借金を肩代わりしながら、離婚もままならない生活を送る羽目に。そんな彼を見て、私は心の中で「お幸せに」と微笑んだ。