早川・百瀬ブドウ園で生まれた「べべんちょ接木」技術が、驚異的なシャインマスカットの成長を実現しているって知ってた?農園のスタッフによると、このユニークな手法は、一種の“肩車”テクニックなんだとか。まずは太い幹をばっさり切り、新しい芽「べべんちょ」を出現させる。この芽を基盤にして、シャインマスカットなどの品種を接木。そして、その接ぎ目に特殊なテープで固定。テープを巻きながら水分の供給をしっかりサポートすることで、木自身の養分を効率よく利用できるんだそうだ。「今年はね、このクインルージュって品種も育ってきてるんだよ」と語る農園のスタッフ。その言葉通り、横に広げられた枝から緑豊かな房が顔を覗かせている。「べべんちょ接木」のおかげで木は早く育ち、翌年には見事な実をつけるという。