16年前、孤児となった子熊を見捨てることができなかった老人は、その熊を引き取り一緒に暮らし始めた。名付けられたその子熊は、今や立派な体格に成長し、2.8メートルもの巨体を誇るホッキョクグマになった。しかし、そんな大きな熊であっても、老人の前ではまるでぬいぐるみのように甘えている。2人は一緒に芝生で遊び、水の中ではしゃぐ姿は、まさに親子のようだ。老人は、その大きな熊を恐れることなく、日々一緒に過ごし、深い信頼関係を築き上げてきた。