大人しくて可愛かったのに口数が増えた猫白くて綺麗な子猫を拾った時のことは、今でも鮮明に覚えています。その子猫は初めて家に来た時、とても大人しく、よく食べ、よく遊ぶ素直な子でした。鳴き声も小さく、穏やかな印象を与える子猫で、心が癒されるような存在でした。しかし、ある日を境に、その猫の様子が変わり始めたのです。猫が食べたがっていたものを取り上げた瞬間、あの穏やかな鳴き声が徐々に力強く、とげとげしいものに変わっていくのが感じられました。朝昼晩問わず、その変化した声が家中に響くようになりました。外の風に当たれば以前のように落ち着くのではと考え、一緒に外へ連れ出してみましたが、帰宅するとさらに甲高い声で鳴き始めてしまいました。その声の変化に戸惑い、何か問題があるのではないかと、一度専門家に相談してみるべきかと思案しています。以前の穏やかな猫に戻ってほしいと願う日々が続いていますが、この変化の原因が何なのか、いまだに謎のままです。